昨年(2025年)も暑い日が続きました。地球温暖化が進み、暖かくなる時期が早くなったり、気温が下がる時期が遅くなっていると言われています。その為、フィラリア予防の時期を早めたり、遅くまで投薬を行うことをお勧めする動物病院も増えているようです。
当院では本年も予防期間は昨年同様(6〜11月)を推奨します(気温の変動により変更するかもしれませんが)。以下にその理由を記載します。
HDU(Heartworm Development heat Unit)→感染開始日と感染終了日を計算する方法によると猛暑であった2025年、東京での感染開始日は5月5日、感染終了日は11月4日になっております。

フィラリア(犬糸状虫)はご存知の通り、蚊が媒介する寄生虫です。幼虫は成長とともに脱皮を繰り返し1〜5段階に分かれて成長していきます。ほとんどのフィラリア症予防薬は4段階目の幼虫に最も効きます。犬の体内で幼虫が3段階目でいる期間は3〜4日、4段階目でいる期間は45〜65日です。
上記の感染開始・終了日と体内での幼虫の生存段階・期間、予防薬の特性を考えると、東京で確実に最短の予防を行う場合は「6月上旬から中旬より開始し、11月中旬まで毎月1回」の予防期間となります。
予防期間については、お薬の種類(フィラリア症以外の予防ができるもの)や地域、獣医師の考え方によっても異なります。かかりつけの先生によく相談し、しっかりと予防してあげてください。
